育児をしながら介護職に就こうと考えている女性の方もいることでしょう。実際に介護業界には、家庭と両立しながら多くの女性の方が活躍しています。それだけ女性にとって働きやすい環境があるとも言えます。ただし採用者側にとっては、介護サービスを提供するという事業を運営している以上、業務に支障をきたすような人材に難色を示すのは当然のこと。採用面接でもそのような人材については、厳しくチェックされます。したがってこの点を踏まえて、採用されやすい人材となるように、十分な面接対策が必要になります。そこで、ここでは具体例を挙げながら、面接対策について説明することにします。まず、子育て中の女性の方に対して最もよく質問されるのは、やはり仕事と育児との両立についてでしょう。このような質問の狙いは、家庭に小さい子どもがいても、果たして通常通りに業務に対応できるのか判断する点にあります。子どもが突発的に病気になったり、幼稚園や保育園あるいは学校の行事などを理由にして、頻繁に欠勤や早退が繰り返されるようでは、事業者としても困ってしまうからです。したがって育児をしながら介護職を希望するのであれば、このような採用者側の疑念を払拭できるような回答を準備することが、一つのポイントになります。例えば実家や家族との協力関係があることや、延長保育のある幼児施設を確保していること。あるいはパートであれば、仕事と育児が両立できる時間帯を、あえて選んで応募していることを強調することも有効です。このように仕事に支障がない環境があることを示すことで、採用への道がグッと近づくことになります。